「フリーダムライターズ(原題 The Freedom Writers Diary )」
実話です。
最初、タイトルを聞いた時、てっきりフリーダムライダーズの事かと思いました。ハイスクールが舞台でかつ、人種問題と教育、子供達の心に焦点が与えられていると知って、さらに興味を持ちました。
私は専門学校でもゴスペルを教えてますが、授業初日に「天使にラブソングを2(原題SIster Act 2)」を必ず鑑賞します。「天ラブ2」はハッピーエンドの楽しい映画で、これを観ると絶対ゴスペルが歌いたくなる!という事で、観た後に歌う生徒達の顔は本当楽しそうです。
「天ラブ2」を観る前に、舞台になっている当時の情勢、治安の悪い地域にある高校の状況をザックリと説明します。実は登場人物の高校生達は一人一人様々な大変な状況を抱えている、と。
この「フリーダムライターズ」はまさに「天ラブ2」が公開された1994年のLAが舞台になっていて、当時の子供達のリアルサイドを描いているな、と思いました。
ぜひ観てもらいたいので、あまりネタバレはしませんが、、、
公民権運動に参加していた父を持つ、一人の新米女性教師が、心の傷を抱えた生徒たちと向き合います。子供達は、本を読みはじめ、銃をペンに持ち変え、自分達の思いを言葉にして、どんどん変わっていきます。教育の質、大切さを実感。タイトル「フリーダムライターズ」と「フリーダムライダーズ」の関係も作品中に描かれ、中盤ではホロコーストの事も出てきました。
絶望の中から光が見えた、ディープなハッピーエンドです。
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