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執筆者の写真Miwa Shioya 塩谷美和's Blog

青の時代を超えて


先日、箱根のポーラ美術館で開催されている、ピカソ展


「THE BLUE PERIOD AND BEYOND 〜 青の時代を超えて」に行ってきました!




あまり絵には詳しくないのですが、絵画展にはよく行きます。

何度もピカソの絵は観ていましたが、この時代に注目することはなかったです。


ピカソは、薔薇色の時代やキュビズムに以前、友人の自殺をきっかけに、

20歳から3〜4年間だけ、盲人や娼婦、物乞いなど底辺を生きる人を中心に、人間の生死や貧困に向き合い、青い絵を描いていました。


そんな時代があったなんて、知らなかった。



一瞬、聖母子像かと思ったけど、

女子刑務所に入っている娼婦とその赤ちゃんの絵。

「海辺の母子像」

自分の子を抱きながら、赤い花を手に、

彼女は何を祈っているのでしょう。


特にこの絵に惹かれました。涙。


青の時代、ピカソはとても貧しく、キャンバスの再利用をしていたようで、この絵の下には、違う絵が2回、描かれていんだって!

絵を包んでいた新聞の文字のインクが絵に移ってしまった痕跡も。



当時、西洋では、青は悲しみではなく、神の色、高貴な色、希望の色であったようです。

カソリックの家に生まれたピカソ。

罪の世の中に、苦しみの中に、希望の光を見つけ出したかったのでしょうか。




大好きな青。

思わず、レプリカを購入。


青のコレクションの仲間入りしました。



この時代のピカソ、好きになりました。






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